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印刷会社「精興社」で作られ岩波書店をはじめ多くの出版社の書籍に使われたこの精興社書体。 読書の“体感”とはどういうことか、この本をめくるとそれが滲み出てくる一冊です |
【商品内容】 戦後文学の金字塔、三島由紀夫『金閣寺』で使われた本文書体は、当時できたばかり、新しい時代に対応すべく徹底的にリデザインされた「精興社書体」でした。それまで見たことがなかったほど洗練されたフォルムをもつ新書体を得て『金閣寺』はまたたく間にベストセラーとなり、本作りの時代の変化を告げました。本書では、親しまれながらもあまりスポットがあたってこなかった「精興社書体」を主役として、『文字の食卓』(本の雑誌社)で書体を読み解き、注目を浴びた正木香子さんが、文字と言葉がおりなす深い味わいを伝えます。 |
『文字と楽園 精興社書体であじわう現代文学』 正木香子/著 本の雑誌社 1,620円 ISBN:978-4-86011-406-0 |