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ファン・ホーム

これは傑作です。 父と著者である娘を結ぶのは「文学」と「セクシャルマイノリティ」 お互いの絆は決して太くはないけれど、確かな強さを感じられる家族の物語。 おススメの海外コミックです。
【商品内容】
「ニューヨーク・タイムズ」「タイム」など数々のメディアがその年のベストブックと絶賛! 『ユリシーズ』『失われた時を求めて』など膨大な文学作品を引用しながら綴る、あまりにも文学的な自伝グラフィック・ノベルの傑作。 ペンシルベニア州の片田舎で葬儀屋を営む家庭の長女として育てられたアリソン。英語教師として働きながら自らの耽美的な世界にひきこもる父親とは、互いに関心を持たないまま冷淡な関係が続いていた。やがて大学生になり、自分がレズビアンであることを自覚しカミングアウトしたアリソンは、父もまた自分と同じ同性愛者であることを知る。その事実を知って数週間後、自殺とも言えるような事故によって父親が死んだ。 いったい私は、父の何を知っていたと言えるのだろう――? セクシャルマイノリティとして、文学を愛する者として、共感を覚えながらもすれちがい続けた父と娘。互いをつなぐ微かな糸を、繊細にして静謐な筆致でたどる、ある家族の喪失と再生の物語。

『ファン・ホーム』 アリソン・ベクダル/著 椎名ゆかり/訳 小学館集英社プロダクション
2,484円 ISBN:978-4-7968-7711-4

アリソン・ベクダル  Alison Bechdel1960年生まれ。ペンシルベニア州出身。10歳から日記をつけ始め、それ以来ずっと自分自身の人生を注意深く記録し続けている。1983年から2008年にかけて、レズビアンの主人公とその周囲の人々の日常を綴ったコミック・ストリップ『Dykes to Watch Out For(レズビアンに気をつけて)』を連載し、「同ジャンルにおける傑作の一つ」と称賛された。また、7年の歳月をかけて完成したという本作『ファン・ホーム』が、発売後2週間にわたって『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラー・リストに入り、批評家、読者の双方から絶賛される。複数のメディアで2006年度のベスト・ブックの1冊として挙げられ、2007年にはアメリカで最も権威のある漫画賞の一つ、アイズナー賞の最優秀ノンフィクション賞を受賞。さらに全米批評家協会賞、アングレーム国際漫画フェスティバルの優秀作品賞にノミネートされるなどして話題になった。

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